盆栽の水やり

盆栽は、水がないと生きていけません。水やりは、奥が深く、「水やり3年」というほどです。
毎日、鉢と根の状態を見極め、適切な水やりを行えば、より良い樹に育っていくことでしょう。

毎日の水やり

水のやり方の基本は、葉や花には水があまりかからないように根元にハス口をあて、鉢に沿ってまわすようにします。
むらがあると、土にしみ込む水の量よりも、鉢の外に流れ出てしまう水の方が多くなってしまいます。
まんべんなくしっかり土に水が浸透するよう心がけることが大切です。
盆栽は、鉢が小さい分乾きが予想よりも早いです。一日に一回は水が乾いていないか見に行きましょう。

葉水(はみず) 【真柏・杜松】

一年の内、夏の夕方には葉にも水をかける「葉水」をやります。
夏場は気温も高く、水の蒸散も盛んで、葉がとても乾燥します。特に、真柏・杜松のような葉が細い・短い木には、必要不可欠です。
日が落ちた夕方の水やりの時には、盆栽の全体に水がかかるように葉水をやって、葉の細胞に直接水分を与えてやります。
葉水は葉ダニという害虫の予防にもなりますので、葉ダニが発生しやすい夏場には欠かせません。

水やりの頻度

タイミングは朝が理想です。光合成は午前中の方が盛んなので、その時間に適切な水やりをすることにより、効果が得られます。
水やりのポイントは、置き場や環境と併せて、鉢と根の状態を良く観察してあげることです。
木が水を欲しがっているのか、足りていないのか、その見極めが重要なので、あくまで目安として参考にしてください。

春 (新芽の芽吹き〜梅雨入りまで) …… 1日1回〜2回
夏 (梅雨明け〜最高気温が28度を下回る頃まで) ……1日2回
秋 (最高気温が27度以下〜落葉まで) …… 1日1〜2回
冬 (落葉後の休眠期)…… 2〜3日に1回

種類別特徴

黒松の特徴

黒松

盆栽といえば、黒松というほど、代表的な品種。堂々とした風格と黒松らしい力強さが魅力。成長するごとに、割れる幹肌がより風格をます。とても丈夫な品種で、初心者でも味を出せる樹種。

  春・秋
風通し
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赤松の特徴

赤松

黒松が男松にたいして、女松と呼ばれるように、しなやかでどこか優しい雰囲気をもつ。年を重ねた樹の幹肌は赤くなり、より一層上品な雰囲気に。文人木という細長い造形に仕立てると、赤松の本来の良さがいっそう際立つ。

  春・秋
風通し
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五葉松の特徴

五葉松

暑さ、寒さにも強く、とても丈夫な品種。針金をかけることで、様々な樹形が生まれる。黒松、赤松に比べ葉は短く、しっかり造りこむことにより、まさに盆栽本来の魅力を引き出すことができる。

  春・秋
風通し
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真柏の特徴

真柏

シャリとジン、そして水を吸う幹のコントラストが優美。幹肌にまるで深山の古木のような風情が漂う。曲芸にとても強いので、あらゆる樹形を表現できる。葉が乾燥するため、夏場は葉水が必要。

  春・秋
風通し
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杜松の特徴

杜松

針のように鋭く細い葉が特徴。真柏同様、シャリ芸が魅力のひとつ。乾燥に弱いので、葉水をしてやり、鉢の乾きにも注意が必要。夏場、芽詰みの作業を繰り返し、迫力のある造形に仕上がる。

  春・秋
風通し
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椿の特徴

椿

冬につける艶やかな花が、椿盆栽の魅力です。また、常緑樹である椿は、その葉姿も鮮やか。日本原産の種類も多く、街並みや庭先で多く見られ、「日本らしさ」の風情を感じられる樹でもあります。 ツバキは幹肌が平滑ですが、樹齢を重ねるにごとに古色を帯び、松とはまたひと味違う楽しみがあります。

  春・秋
風通し
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梅の特徴

梅

日本の新春を祝う花物盆栽。白梅、紅梅、野梅と種類があり、芳香とともに清楚な花を咲かせる。花つきがよく、暑さ・寒さにも強い丈夫な樹種。水を好む為、蕾から開花までは水枯れに注意が必要。

  春・秋
風通し
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桜の特徴

桜

日本の春の象徴である桜。初夏の新緑も眩しい。咲き終わった花ガラを摘みとったり、こまめな手入れは必要だが、華やかさを楽しめる盆栽の代表。

  春・秋
風通し
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